甘くてやさしくて泣きたくなる~ちゃんと恋したい
アイスを食べ(もちろん、一口だけぷーすけの口にも入れてやり)、日影が多くなった午後四時半頃ぷーすけと一時間ほど散歩を楽しんだ。
ぷーすけと一緒に散歩するのも今日で最後かと思うと、やっぱり感傷的な気持ちになる。
マンション近くの公園のベンチで少し座って水分補給。
夕方は日中よりも風があり日差しも和らぐけれど、少し動くとやはり汗ばむ。
キャップを脱ぎ、額に汗ではりついた前髪をタオルで拭いた。
ぷーすけは「ハッハッ」と舌をペロンと出して荒い呼吸を繰り返し、時折自分のぺっちゃんこの鼻の頭を舐める。
ひょうきんなぷーすけ。
「お前は本当にかわいい子」
私はそう言いながら、ぷーすけの頭を撫でた。
「広瀬さん!」
公園の入り口付近から私を呼ぶ声。
途端にぷーすけの背筋が伸び、声の方に耳がぴくんと立つ。
振り返りるのももどかしいくらいに会いたかった人の声だということはぷーすけと同じくらいにすぐにわかっていた。
暑さで火照っていた顔が、別の熱さで一層火照る。
そんな真っ赤な顔を見られるのが恥ずかしくてタオルで半分顔をかくしたまま振り返った。
ぷーすけと一緒に散歩するのも今日で最後かと思うと、やっぱり感傷的な気持ちになる。
マンション近くの公園のベンチで少し座って水分補給。
夕方は日中よりも風があり日差しも和らぐけれど、少し動くとやはり汗ばむ。
キャップを脱ぎ、額に汗ではりついた前髪をタオルで拭いた。
ぷーすけは「ハッハッ」と舌をペロンと出して荒い呼吸を繰り返し、時折自分のぺっちゃんこの鼻の頭を舐める。
ひょうきんなぷーすけ。
「お前は本当にかわいい子」
私はそう言いながら、ぷーすけの頭を撫でた。
「広瀬さん!」
公園の入り口付近から私を呼ぶ声。
途端にぷーすけの背筋が伸び、声の方に耳がぴくんと立つ。
振り返りるのももどかしいくらいに会いたかった人の声だということはぷーすけと同じくらいにすぐにわかっていた。
暑さで火照っていた顔が、別の熱さで一層火照る。
そんな真っ赤な顔を見られるのが恥ずかしくてタオルで半分顔をかくしたまま振り返った。