ガラスの靴は、返品不可!? 【後編】
私を見つめたままブレないその眼差しが、どんどん近づいてくる。
いつも通り澄み切った、神秘的な色。大好きな翡翠の瞳。
理由なんてわからない。
けど……
その眼差しに見守られてるだけで、不思議な力が湧いてくる。
緊張も、いつの間にか消えていた。
あぁ大丈夫だ。
彼が笑ってるんだもの、きっと大丈夫――
「何をしてるっ! 寄越せ!!」
止まらないライアンに激高した最上が、石塚の手から拳銃をひったくった。
そして、それを向ける――ライアンへ……!
ゾッと恐怖が背筋を駆け抜けた。
「ライアンっ!!」