只今、愛の診察中につき。


「…俺のっ、」

「叶のせいじゃないよ?」

「けど、俺がコンビニに行こうとしたら響はこんな事にはっ…!」

「「たられば」って、思いがちだけど。そんなことはないんだよ」

「響…」

ニッコリと笑うわたしを見て叶は今にも泣き出しそうだった。

叶は昔から責任感が強い。

きっと、わたしの想像以上に自分を責めている筈だ。

「それにしてもさ、ほらっ、見てよこの部屋。特別室だって!」

わたしがキラキラした目をして叶に言葉をかけると、叶はようやく周りを、この部屋を見まわした。

「一般病棟のベッドに空きがないからって。凄いよね。それで入院費は全て相手持ちなんだから…なんか申し訳なく思っちゃう」

えへへっと苦笑いを洩らすと叶は

「相手持ちなのは当たり前だろ。…でも、この部屋1泊いくらすんだろうな…」

と、少し呆れながらもこの部屋の豪華さにビビってるみたいだった。

当のわたしだってここに運ばれた時はビビったもんなぁ。


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