只今、愛の診察中につき。
何て言うか、立派なホテルの一室と見間違うほどだ。
それでもここが「病院」だと気付かされるのは
沢山の管が体に貼られているのと、数本の点滴。ナースコールのスイッチ。そして、病院の寝間着。
そして、こんなになってしまった身体。
「…ふ…っ」
「響?どうした?辛いか?」
「…ん。少し、」
「ナースコール押そうか?」
「ううん。大丈夫。…ごめん叶、少し、眠りたい」
「あ、あぁ、わかった。明日また来るな?」
「ありがと…」
叶が名残惜しそうに部屋を後にしたのを確認した直後、わたしの意識は飛んだ。