只今、愛の診察中につき。
そして、どこかのお店に一目散に向かっているのがわかった。
だって、こんなに両脇にお店がズラリと並んでいるのに見向きもしないんだもの。
すると、凄く可愛らしい感じの一際目立つお店の前でピタリと止まった。
ちょうど、大人と子供の境界線に立っている年齢層をターゲッドにしているのか、
大人っぽいものから高校生ぐらいが着ても全然可笑しくない程可愛らしい服やバッグ、靴。小物も充実していて。
どうやらセレクトショップらしい。
先生は近くにいたショップのお姉さんに
「馨(かおる)、いる?」
と、聞いたみたいだけどそのお姉さんは顔を真っ赤にして固まってしまった。
…お姉さん。気持ちわかりますよ。先生って色気の塊ですもんね。
心のなかで合掌していると、
「あら、珍しいお客様だこと」
店の奥から現れたのは、先生に負けないくらいの色気を纏ったとてつもない美女だった。
ベージュアッシュの髪をゆるく巻いて
服は大人カジュアルでまとめて
メイクも決して濃くなく、それがまた彼女の美人さを引き立てていた。