只今、愛の診察中につき。


「ーーそれは、マズイですね」

眉根を寄せて難しい顔をしている婦人にわたしはそれに賛同する形で、

「で、ですよね!?だから今から叶にーーっ」

って、言ったのだけどー、

「違います」

「えっー」

思いもよらなかった婦人からの否定の言葉に面食らう。

「そんなこと、要さまがーー」

「僕が、許すはずないでしょ」

「ーーっ!!!」

婦人の背後に人影が現れたと思った次の瞬間、白衣を着たままの要さんがそこにいたーー。

「か、要さん…!?」

なんで!?

「昼休みだから抜けてきた。婦人、響を引き留めてくれてありがとう。もう、大丈夫だから」

要さんがそう言うと婦人はわたし達に一礼するとすぐに去っていった。

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