幼馴染は恋をする
「よし、運んでやる。仕事、いいよな?」
あ。解ってくれたのかな。
「え?いいですけど、無理、しないでくださいね」
私って小さくないし。寝落ちした恵和君を運ぶつもりで持ち上げたらかなり重いと思うし。
「朝の一人や二人、大丈夫だ。まだまだ大丈夫だ。よっ」
「わっ、あ、大輔さん……好きです。私、表情解り辛いと思いますが、今、……凄く恥ずかしい、でも嬉しいです、抱っこ、照れます」
腕を首に回した。体温が上がる…。どさくさ紛れに一杯言っちゃった。
「朝…」
「恵和君、大丈夫でしょうか」
「うん。友達のうちに泊まるのは初めてだからな…。でも楽しんでるんじゃないかな、一番仲良しの友達だから」
「迎えに来て、なんて連絡もなかったですしね」
「朝…、たまには恵和の事、頭からちょっとだけ消してくれないか?消すのは無理って言うなら、ちょっとしまっといてくれないか?」
「…はい」
「今日は恵和がくれた俺達二人の時間だ。俺はそう都合よく思ってる…」
ベッドに下ろされた。
「…朝。……どれだけ待ったことか。…朝。…長かった。勝手な言いぐさだけど、理性を保つのも中々…限界だ…。毎日限界を越えてる。朝はこんなに可愛いのに…はぁ、俺はこればっかり言ってる気がするな…。本当、エロじじいでごめん。……朝に触れたくて…」
「大輔さん…、寝ましょ?」
「うん?うん、寝ようか、……ふぅ」
寝かせている朝の隣に横になった。腕を回し抱きしめた。そうだ……全く、俺は…言い訳を並べては……無理強いはいけない…解ってはいる。今はこれくらいまで。それが朝の希望だ。
「…少しずつ…してください」
「…朝」
少しずつって。でも、それはそれで…非常に辛いんだな…。止められなくなったら……朝は怖いかもしれない。
「……朝。寝ようか」
朝を抱き込んだ。少し顔を上げさせた。抱きしめたまま軽くキスをした。唇を離した時の朝の恥ずかしそうな顔が堪らなかった。
「…おやすみ」
とは言ったものの、…もっとしたい。…心臓に悪い、はぁ、こんなにドキドキ早鐘を打つとは…。体に悪いことこの上ない…。