ストーリー
トクントクンと規則ただしい脈を感じ取る事ができて、ホッと胸をなで下ろす。


「これなら大丈夫でしょ」


ちゃんと心臓は動いているのだから、心配する必要はない。


「おい、ちゃんと確認しろよ」


「和人、置いて帰るよ?」


慌てた様子でそう言う和人に声をかけて、あたしはそのまま部室を出たのだった。
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