“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
最後のひと言はヒステリックで、悲鳴のような叫びだった。あまりにも壮絶だったので、廊下で待機していたロランさんが声をかけてくる。

「お嬢、大丈夫っすか?」

「駄犬! あなたは黙っていなさい!」

「あ。平気そうですね」

ミシェル様は立ち上がる。もう、話は終わったようだ。

レティーシア様も引き止めなかった。再び、裏口に向かう。

「もう来るなよ」

「それはどうだか」

ミシェル様はそう答えて、公爵家の裏口の扉を閉めた。
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