“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「あなた達、すっかり仲良しね」

「あ、アリアンヌお嬢様!」

「お待ちしておりました!」

アリアンヌお嬢様が、メアリーさんとミシェル様を引き連れてやってくる。

双子が会釈するので、私も列に並んで頭を深々と下げた。

どうやら、朝食後にデイタイム・ドレスへ着替えたようだ。リーフグリーンの生地に白い小花が刺繍されたドレスの裾を摘まみながら、アリアンヌお嬢様が問いかけてくる。

「このドレス、どうかしら?」

「よく、お似合いで。春を思い出すような、素敵なドレスですね。今日は天気がよく、温かいので外に出たらドレスの色が映えることでしょう」

「ふふ、ありがとう」

さっそく、出かける。日陰はひんやりとしているが、太陽が照り付けている所は暖かい。お散歩日和である。
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