“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
◇◇◇

翌日、アリアンヌお嬢様はレティーシア様にお茶会の招待状を書いた。

返事が届くまで、ドキドキする時間を過ごすことになりそうだ。

午後からは、冴えない掃除メイドに変装して公爵家に潜入する。

相変わらず、使用人の休憩室は公爵家の方々の噂話で持ち切りだ。

「レティーシアお嬢様、アリアンヌお嬢様からお茶会に誘われたのですって」

「まあ! だから今日一日機嫌がよかったのね」

「いつもの癇癪も、今日は一回もないのよ」

「それが毎日続けばいいんだけれど」

どうやら、レティーシアはお茶会に招待されたことを心から喜んでいるようだ。話を聞いていると、ホッコリしてしまう。

「アリアンヌお嬢様、毎日レティーシアお嬢様をお茶会に誘ってくれないかしら」

「そうしたら、私達のお仕事もぐっと減るわ」

休憩所の話題は尽きない。
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