“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「──アリアンヌお嬢様、新しい侍女をお連れしました」
ミシェル様が声をかけ、返事があったので中へと入った。
まず、目に付いたのは、エプロンドレス姿の女性の姿だ。年の頃は四十代前後だろう。きっちりと結い上げた茶色の髪の上に、メイドキャップを被っている。ふっくらとしていて、包容力がありそうだ。彼女がアリアンヌお嬢様の乳母だろう。
その背後に、アリアンヌお嬢様はいた。
なぜか、彼女は黒い喪服姿で、顔をすっぽりと覆うベールも被っているので顔は見えない。
なぜ、喪服を纏っているのか。お母様を亡くしたのは、四年前だと聞いていた。通常、喪に服すのは一年だ。
その昔、夫を亡くした女王が生涯喪服しか纏わなかったという話は聞いたことがあるけれど……。
ミシェル様が声をかけ、返事があったので中へと入った。
まず、目に付いたのは、エプロンドレス姿の女性の姿だ。年の頃は四十代前後だろう。きっちりと結い上げた茶色の髪の上に、メイドキャップを被っている。ふっくらとしていて、包容力がありそうだ。彼女がアリアンヌお嬢様の乳母だろう。
その背後に、アリアンヌお嬢様はいた。
なぜか、彼女は黒い喪服姿で、顔をすっぽりと覆うベールも被っているので顔は見えない。
なぜ、喪服を纏っているのか。お母様を亡くしたのは、四年前だと聞いていた。通常、喪に服すのは一年だ。
その昔、夫を亡くした女王が生涯喪服しか纏わなかったという話は聞いたことがあるけれど……。