“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「わたくしも、レティーシアに贈り物があるのよ」
そう言って、アリアンヌお嬢様は木箱に入った薔薇のプリザーブドフラワーをレティーシア様に手渡した。
「これは──」
「あなたをイメージした薔薇なの。プリザーブドフラワーと言って、一年くらい枯れないのよ」
「きれい……。これが、私……?」
「ええ。ブリランテという品種で──」
アリアンヌお嬢様はぎょっとした表情でレティーシア様を見る。大粒の涙を零していたからだ。
「レ、レティーシア、ど、どうしたの?」
「アリアンヌお義姉様、ごめんなさい……」
「え、何が?」
「王太子妃候補になって、本当に、ごめんなさい」
「え?」
アリアンヌお嬢様が必死になって慰めたので、レティーシア様はすぐに泣き止んだ。
「わ、私は、別に、王太子様と結婚したいわけでは、な、なくて……。王太子様と結婚したら、す、好きな人を、傍に置けるって、お母様が言う、から……」
せっかく泣き止ませたのに、レティーシア様は再び泣き出す。
そう言って、アリアンヌお嬢様は木箱に入った薔薇のプリザーブドフラワーをレティーシア様に手渡した。
「これは──」
「あなたをイメージした薔薇なの。プリザーブドフラワーと言って、一年くらい枯れないのよ」
「きれい……。これが、私……?」
「ええ。ブリランテという品種で──」
アリアンヌお嬢様はぎょっとした表情でレティーシア様を見る。大粒の涙を零していたからだ。
「レ、レティーシア、ど、どうしたの?」
「アリアンヌお義姉様、ごめんなさい……」
「え、何が?」
「王太子妃候補になって、本当に、ごめんなさい」
「え?」
アリアンヌお嬢様が必死になって慰めたので、レティーシア様はすぐに泣き止んだ。
「わ、私は、別に、王太子様と結婚したいわけでは、な、なくて……。王太子様と結婚したら、す、好きな人を、傍に置けるって、お母様が言う、から……」
せっかく泣き止ませたのに、レティーシア様は再び泣き出す。