“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「お父様、元気になったといっても、まだまだ顔色が優れないから、参加者達が驚かないか心配だわ」

「でしたら、顔色をカバーする白粉を作ってみますか?」

「それって、お父様専用の白粉ってこと?」

「ええ、そうです」

「いい考えだわ。作りましょう!」

そんなわけで、離れに戻ってルメートル公爵専用のファンデーションを作ることになった。

蒸留室にて、リキットファンデーション作りを行う。

「本日は液体状の白粉を作ります」

「液体状って、初めて聞くわ」

「粉よりも伸びがよくて、さらっとした着け心地なんです」

「そうなのね」

私はずっとリキットファンデーション派だった。だが、なかなか肌に合ったものがなく、最終的に自作するようになったのだ。
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