“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
その後、私室へと案内される。屋根裏部屋かと思いきや、アリアンヌお嬢様の隣の部屋だった。

「ここが、エリーの部屋だ。アリアンヌお嬢様に何かあったら、すぐに駆け付けられるようになっている」

「安全安心設計なのですね。ミシェル様はどちらのお部屋で?」

ミシェル様が指を差したのは、私の私室の真向かいである。

「そちらも、安心安全設計なのですね」

ミシェル様も住み込みだと聞いていたが、まさかこんなに近い部屋だったとは。毎日この美貌を見ながら生活できるなんて、夢のようだ。思わず拝んでしまう。

「エリー、それはなんだ?」

「え!?」

手と手を合わせるポーズは、この世界の神様に捧げる祈りのポーズではない。指摘されて、私もなんだろうと思った。まあ、いい。今日のところは休んでもいいと言われたので、荷解きをさせてもらう。
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