“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
そんなわけで、メイドを二名連れて馬車で街まで行くこととなった。
メアリーさんが選んだメイドは、イリスとドリスという、アリアンヌお嬢様と同じ十四歳の双子の姉妹だ。栗色の髪を三つ編みのおさげにしていて、そばかすが散った顔は愛らしい。ふたり共そっくりの一卵性の双子なので、緑のリボンがイリス、青がドリスと覚えたらいいらしい。
イリスとドリスは、キラキラとした瞳で、アリアンヌお嬢様について語る。
「アリアンヌお嬢様は本当にいいお方で」
「公爵家にいた時、レティーシア様の前で粗相をして、首になりそうだった時、私達を助けてくれたんですよ」
「そうだったのですね」
話を聞けば聞くほど、アリアンヌお嬢様がお優しく、正義感の強い方だということがわかる。
「レティーシア様がいなければ、きっと今頃、正式な王太子妃候補になっていたのに」
「悔しいです」
「それは、仕方がない話で……」
「でも、ありえないんです」
「そうです。ありえないんです」
ありえないとはどういうことなのか。少々踏み込んだ話を聞いてみた。
メアリーさんが選んだメイドは、イリスとドリスという、アリアンヌお嬢様と同じ十四歳の双子の姉妹だ。栗色の髪を三つ編みのおさげにしていて、そばかすが散った顔は愛らしい。ふたり共そっくりの一卵性の双子なので、緑のリボンがイリス、青がドリスと覚えたらいいらしい。
イリスとドリスは、キラキラとした瞳で、アリアンヌお嬢様について語る。
「アリアンヌお嬢様は本当にいいお方で」
「公爵家にいた時、レティーシア様の前で粗相をして、首になりそうだった時、私達を助けてくれたんですよ」
「そうだったのですね」
話を聞けば聞くほど、アリアンヌお嬢様がお優しく、正義感の強い方だということがわかる。
「レティーシア様がいなければ、きっと今頃、正式な王太子妃候補になっていたのに」
「悔しいです」
「それは、仕方がない話で……」
「でも、ありえないんです」
「そうです。ありえないんです」
ありえないとはどういうことなのか。少々踏み込んだ話を聞いてみた。