“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
続いて向かったのは、貴族御用達の薬局。美容クリームはおそらくここで買ったと思われている。
老齢の店主に美容クリームの缶を差し出したが、見たことがないと言われてしまった。
「もしかしたら、これは下町の薬局で売っている、怪しいものではないかい?」
「怪しいもの?」
「ああ。なんでも、免許のない無印の錬金術師が作ったっていう、胡散臭いものだ。猫印のパッケージがなされていると、聞いたことがある」
国家錬金術師とは、魔法を使い薬や化粧品を生業としている人達。国家試験を受け、合格した者だけが名乗れる。
一方、無印の錬金術師と呼ばれる者は、国家試験に合格していない無免許の錬金術師のことである。
「しかし、気を付けるんだな。今、下町は物騒だ。お嬢さん達だけで乗り込んだら、何があるかわからん」
「ええ、そうですね……」
イリスとドリスは行く気満々のように見えたが、今日、私達だけで行くのは止めておいたほうがいいだろう。まず先に、ミシェル様に相談したほうがいいのかもしれない。
せっかく街までやってきたのに、成果はゼロだ。イリスとドリスもガッカリしている。
老齢の店主に美容クリームの缶を差し出したが、見たことがないと言われてしまった。
「もしかしたら、これは下町の薬局で売っている、怪しいものではないかい?」
「怪しいもの?」
「ああ。なんでも、免許のない無印の錬金術師が作ったっていう、胡散臭いものだ。猫印のパッケージがなされていると、聞いたことがある」
国家錬金術師とは、魔法を使い薬や化粧品を生業としている人達。国家試験を受け、合格した者だけが名乗れる。
一方、無印の錬金術師と呼ばれる者は、国家試験に合格していない無免許の錬金術師のことである。
「しかし、気を付けるんだな。今、下町は物騒だ。お嬢さん達だけで乗り込んだら、何があるかわからん」
「ええ、そうですね……」
イリスとドリスは行く気満々のように見えたが、今日、私達だけで行くのは止めておいたほうがいいだろう。まず先に、ミシェル様に相談したほうがいいのかもしれない。
せっかく街までやってきたのに、成果はゼロだ。イリスとドリスもガッカリしている。