“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「アリアンヌお嬢様にできることは、何もないのですね……」

「とても、無念でなりません……」

木苺のタルトは売ってもらえなかったし、美容クリームについての調査もできない。

「本当に、無力です」

「何か、私達で何かできることがあればいいのですがー」

「もうこれ以上、失敗はできませんし、悩みどころですー」

「私達に、できること……」

最大の問題である、王太子妃候補を姉妹と争う件についてはどうにもできない。

次にできることは──荒れた肌を治すこと。

「あ、そうだ!」

ここで、私達にできることが浮かんだ。

「どうしたのですか?」

「何か、いい案が浮かんだのです?」

「はい、浮かびました。石鹸を、作るのです!」
< 59 / 238 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop