“自称”人並み会社員でしたが、転生したら侍女になりました
「あの、国家錬金術師って、今、何名いらっしゃるのですか?」

「無印の錬金術師は、かなり多いと聞くが、正確な数は把握していないらしい。国家錬金術師は百名もいない」

「はあ、国家錬金術師になるのは、大変なのですね」

「そうだな」

ミシェル様の知り合いソール・ジルヴィーは、最年少八歳で国家錬金術師となった超天才らしい。

「八歳で、ですか。ちなみに、そのお方は、今おいくつなのですか?」

「十四歳、生意気盛りだ」

「で、でしょうねえ」

ソール・ジルヴィーは商人の子どもだったが、五歳の時にミシェル様のお父様がいち早く才能に気づき、国家錬金術師にしたほうがいいと勧めたようだ。それから、三年で錬金術師の知識と技能を身に着けたなんて、すごすぎるとしか言いようがない。

いったい、どんな人物なのか。
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