愛のかたち
そして夏休み最後のバイトも夜の7時に無事に終了して、帰ろうと原付のほうに歩いていると電話がかかってきた。

相手は原口さん。



わたしはちょっと迷ったけど、電話に出た。



『もしもし?』

『俺。今大丈夫??』

『はい、大丈夫です。どうかしました??』

『いや、もう帰る頃だと思って。ちょっとだけいい??』

『はい、いいですけど。』

『飯とか行かない??ちょっと話したいことが・・。』



わたしは返事に迷ったけど、先輩という立場だし断るのも微妙なので受けることにした。



原口さんは家に帰っていたけど10分後くらいに迎えに来てくれた。



わたしたちはちょっとお洒落なパスタ屋さんに行くことになった。

外装はガラス張りで植木がすごく手入れしてあるいいところだった。

中に入るとピッツァ用なのか、釜戸もあった。

わたしたちはそれぞれパスタを注文した後、聞いた。

『話、なんですか??』
< 92 / 386 >

この作品をシェア

pagetop