新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
【2019年4月12日(金)
今日は皐月くんが仕事のあとに送別会兼歓迎会で、まだ帰ってきていない。
融資部に、新しく女性が入ったと聞いた。まだ若いけれどすごく仕事ができる人だと、皐月くん本人も言っていた。
それを知ってから、私はずっとモヤモヤしている。
もしその人が、優しい皐月くんのことを好きになったらどうしよう。
むしろ皐月くんも、その人に惹かれてしまったらどうしよう。
考えててもキリがないのに、そんなことばかり頭に浮かんでしまう。
こんなに醜くて情けない自分のことは、絶対に知られたくない。】
【2019年6月28日(金)
もう、限界かもしれない。】
【2019年7月10日(水)
皐月くん宛に手紙を書いた。ずっと胸の中にしまっていた気持ちを全部さらけ出した、最初で最後の手紙。
もう終わりにしよう。このままじゃきっと、皐月くんのためにもならない。
少しずつ荷物をまとめて、ここを出ていく。
自分勝手で最低。最低最低最低。
だけどもう、ここにはいられない。
ごめんなさい、皐月くん。】
今日は皐月くんが仕事のあとに送別会兼歓迎会で、まだ帰ってきていない。
融資部に、新しく女性が入ったと聞いた。まだ若いけれどすごく仕事ができる人だと、皐月くん本人も言っていた。
それを知ってから、私はずっとモヤモヤしている。
もしその人が、優しい皐月くんのことを好きになったらどうしよう。
むしろ皐月くんも、その人に惹かれてしまったらどうしよう。
考えててもキリがないのに、そんなことばかり頭に浮かんでしまう。
こんなに醜くて情けない自分のことは、絶対に知られたくない。】
【2019年6月28日(金)
もう、限界かもしれない。】
【2019年7月10日(水)
皐月くん宛に手紙を書いた。ずっと胸の中にしまっていた気持ちを全部さらけ出した、最初で最後の手紙。
もう終わりにしよう。このままじゃきっと、皐月くんのためにもならない。
少しずつ荷物をまとめて、ここを出ていく。
自分勝手で最低。最低最低最低。
だけどもう、ここにはいられない。
ごめんなさい、皐月くん。】