新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
いとしい。笑顔が見たい。抱きしめたい。
ずっと、そばにいて欲しい。
目の前にいたってそうじゃなくたって、思うのはそんなことばかりで。
親への反抗心とか、意地とかはもう、どうでもよくて。
ただ自分が、彼女の1番近くにいられるなら、手段なんてなんでもよかった。
『俺は絶対に、宮坂を裏切らない。これから先、何があってもおまえのことを守るから』
“うるさい周囲を黙らせるため”。
“出世への障害をできるだけなくすため”。
いろいろな建前を並べる中で、その言葉だけは、嘘のない俺の誓いだった。
宮坂は、目に見えて困惑していた。だけど今は彼女を気遣うより、その動揺につけ込んで口説き落とすことを全力ですべきだと本能が告げる。
よく考えてみて、いつでもいいから返事をくれと伝えた俺に、宮坂は予想外にもその場で答えをくれた。
『私でよかったら、結婚して欲しい……です。えっと、ふつつか者ですが、よろしくお願いします』
そう言って少し困ったような笑顔をみせた彼女を見つめるそのときの俺は、きっと、とても間抜けな顔をしていたに違いない。
だけど、手に入れた。書類上だけだろうと偽物だろうと、俺は、宮坂の夫という肩書きを手に入れたのだ。
ずっと、そばにいて欲しい。
目の前にいたってそうじゃなくたって、思うのはそんなことばかりで。
親への反抗心とか、意地とかはもう、どうでもよくて。
ただ自分が、彼女の1番近くにいられるなら、手段なんてなんでもよかった。
『俺は絶対に、宮坂を裏切らない。これから先、何があってもおまえのことを守るから』
“うるさい周囲を黙らせるため”。
“出世への障害をできるだけなくすため”。
いろいろな建前を並べる中で、その言葉だけは、嘘のない俺の誓いだった。
宮坂は、目に見えて困惑していた。だけど今は彼女を気遣うより、その動揺につけ込んで口説き落とすことを全力ですべきだと本能が告げる。
よく考えてみて、いつでもいいから返事をくれと伝えた俺に、宮坂は予想外にもその場で答えをくれた。
『私でよかったら、結婚して欲しい……です。えっと、ふつつか者ですが、よろしくお願いします』
そう言って少し困ったような笑顔をみせた彼女を見つめるそのときの俺は、きっと、とても間抜けな顔をしていたに違いない。
だけど、手に入れた。書類上だけだろうと偽物だろうと、俺は、宮坂の夫という肩書きを手に入れたのだ。