新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
キスだけですっかり力が抜けた彼女のいたるところを唇でたどり、吐息を甘くさせる。

頃合いを見て片方の拘束を解き、中のキャミソールごとシャツをたくし上げて下着をあらわにした。

彼女が実は着痩せするタイプだと知ったのは、こういう行為をするようになってから。服の上から見るよりもボリュームのあるふたつのふくらみの間に強く吸い付いて、赤い痕を残す。



「ん……皐月くん……っ」



熱に浮かされたような目で俺を呼ぶ彼女の表情に、身体中の血が沸騰した。

礼はいつも自分ばかりが翻弄されていると不満げにするけれど、まったくそんなことはない。

俺の方こそ、彼女を前にすると冷静ではいられなくなって、翻弄されてばかりだ。

不意に礼が左手をこちらに伸ばし、俺のメガネをひょいと外してしまった。

若干驚いて動きを止めた俺の前には、上気した頬ながらしたり顔の彼女。



「ふふ。これで、見えないでしょ?」



そう言って笑う礼をきょとんと眺めたのち、もっとタチの悪い凶悪な笑みを浮かべてみせた。
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