新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
シンクに溜まっていた使用済みの食器を洗い、店長にひと声かけてから奥に引っ込もうと顔を上げた。
ちょうどそのとき来客を知らせるベルが鳴って、反射的にそちらへと視線を向ける。
「いらっしゃいま──」
店長と同時に発声した、もうすっかり染みついているお決まりのセリフが不覚にも途切れた。
私は目を丸くして、来客を見つめる。
「え……皐月くん?!」
思わず声が漏れる。
木製の白いドアの前に立っていたのは、今朝家から送り出したままの、半袖の白いYシャツにスーツのスラックスといった出で立ちの皐月くんだった。
店内をキョロキョロ見回していた彼が、私の声に気づいてこちらに顔を向ける。
目が合った瞬間、安心したように微笑んだ。
「礼。よかった、まだいた」
そんなことをつぶやく皐月くんへ、私は慌ててカウンターから駆け寄る。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや……今日は、早めに仕事終わったから。もしタイミングが合えば、一緒に帰れないかと思って。寄ってみた」
私の問いかけに、彼は少し気まずそうな表情で答えた。
予想外のそのセリフを聞いて、また私は目を丸くする。
そこで、奥のテーブルにいるカップルに注文の品を届け終えた店長が、私たちのもとへとやってきた。
ちょうどそのとき来客を知らせるベルが鳴って、反射的にそちらへと視線を向ける。
「いらっしゃいま──」
店長と同時に発声した、もうすっかり染みついているお決まりのセリフが不覚にも途切れた。
私は目を丸くして、来客を見つめる。
「え……皐月くん?!」
思わず声が漏れる。
木製の白いドアの前に立っていたのは、今朝家から送り出したままの、半袖の白いYシャツにスーツのスラックスといった出で立ちの皐月くんだった。
店内をキョロキョロ見回していた彼が、私の声に気づいてこちらに顔を向ける。
目が合った瞬間、安心したように微笑んだ。
「礼。よかった、まだいた」
そんなことをつぶやく皐月くんへ、私は慌ててカウンターから駆け寄る。
「どうしたの? 何かあった?」
「いや……今日は、早めに仕事終わったから。もしタイミングが合えば、一緒に帰れないかと思って。寄ってみた」
私の問いかけに、彼は少し気まずそうな表情で答えた。
予想外のそのセリフを聞いて、また私は目を丸くする。
そこで、奥のテーブルにいるカップルに注文の品を届け終えた店長が、私たちのもとへとやってきた。