新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
『え……菊池くんと、ほのかが?』
数日前の夕飯時。
まず皐月くんが切り出したのは、私たちの同期にあたる男性と私の女友達が結婚しているという話だった。
驚いて思わず目をみはった私の向かい側で、彼がうなずく。
『ああ。俺たちよりも1年くらい前に入籍して……子どもも、少し前に産まれてる』
『そう……なんだ』
聞かされている内容が予想外すぎて、間の抜けた返事しか出てこない。
結婚……子ども……ほのかと、菊池くんが。
自然と脳内に、ほのかとの学生時代の思い出がよみがえる。
最初は高校入学直後、出席番号の席が近くて、仲良くなった。
お互い文系コースだったから、クラスもずっと同じで……別々の大学に進学してからも、しょっちゅう会っていた。
そして、菊池くん。
彼とは同期とはいえ、私の中には研修から入行式までのささやかなかかわりの記憶しかない。
だけど、彼のことはハッキリと印象に残っていた。
なぜかというと……実は私が菊池くんのことを、人知れず『いいな』なんて思ってしまっていたからだ。
くっきり二重のキリッとした顔立ちで、さわやかな好青年といった雰囲気だった彼は、私の好みど真ん中のタイプで。
今となっては思い上がり甚だしくも、今後いい感じになれたらなあ、なんて……そんな恥ずかしいことを、ひそかに考えていた相手だったりする。
数日前の夕飯時。
まず皐月くんが切り出したのは、私たちの同期にあたる男性と私の女友達が結婚しているという話だった。
驚いて思わず目をみはった私の向かい側で、彼がうなずく。
『ああ。俺たちよりも1年くらい前に入籍して……子どもも、少し前に産まれてる』
『そう……なんだ』
聞かされている内容が予想外すぎて、間の抜けた返事しか出てこない。
結婚……子ども……ほのかと、菊池くんが。
自然と脳内に、ほのかとの学生時代の思い出がよみがえる。
最初は高校入学直後、出席番号の席が近くて、仲良くなった。
お互い文系コースだったから、クラスもずっと同じで……別々の大学に進学してからも、しょっちゅう会っていた。
そして、菊池くん。
彼とは同期とはいえ、私の中には研修から入行式までのささやかなかかわりの記憶しかない。
だけど、彼のことはハッキリと印象に残っていた。
なぜかというと……実は私が菊池くんのことを、人知れず『いいな』なんて思ってしまっていたからだ。
くっきり二重のキリッとした顔立ちで、さわやかな好青年といった雰囲気だった彼は、私の好みど真ん中のタイプで。
今となっては思い上がり甚だしくも、今後いい感じになれたらなあ、なんて……そんな恥ずかしいことを、ひそかに考えていた相手だったりする。