新妻ですが、離婚を所望いたします~御曹司との甘くて淫らな新婚生活~
ソファから立ち上がった皐月くんの言葉にうなずき、玄関へと向かうその背中を追う。
先に靴を履いた彼が、用意していた私の下駄を揃えてくれながらまた口を開いた。
「一応言っとくと。礼だって、俺からするといつもかわいく見えてるから」
笑みを浮かべた皐月くんが、しゃがんだその位置から私を見上げてそうささやくから。思わず「え」と間抜けな声が漏れる。
遅れて、かーっと身体中が熱くなった。赤面しているであろう私を、彼は可笑しそうに見つめている。
「あ、あの、ありがたき幸せです……」
「ふっ、なんで武士口調」
顔を隠すようにペちっと両手をあてれば、また小さく噴き出した皐月くん。
……やっぱり私、どうしたって皐月くんには敵わない……。
「かたじけない……」
「だから、なんで武士?」
改めて、彼と自分の圧倒的力量の差を痛感だ。
消え入りそうにつぶやいた言葉を、笑い混じりのツッコミに拾われる。
火照る頬を持て余す私は、彼の顔を見れないまま下駄に足を滑らせたのだった。
先に靴を履いた彼が、用意していた私の下駄を揃えてくれながらまた口を開いた。
「一応言っとくと。礼だって、俺からするといつもかわいく見えてるから」
笑みを浮かべた皐月くんが、しゃがんだその位置から私を見上げてそうささやくから。思わず「え」と間抜けな声が漏れる。
遅れて、かーっと身体中が熱くなった。赤面しているであろう私を、彼は可笑しそうに見つめている。
「あ、あの、ありがたき幸せです……」
「ふっ、なんで武士口調」
顔を隠すようにペちっと両手をあてれば、また小さく噴き出した皐月くん。
……やっぱり私、どうしたって皐月くんには敵わない……。
「かたじけない……」
「だから、なんで武士?」
改めて、彼と自分の圧倒的力量の差を痛感だ。
消え入りそうにつぶやいた言葉を、笑い混じりのツッコミに拾われる。
火照る頬を持て余す私は、彼の顔を見れないまま下駄に足を滑らせたのだった。