好きになるには理由があります
「清ちゃん、……私、船長……
支社長……
よ、陽太さんが好きみたいなの」
「……せめて一発で言え」
いや、なにかまだこう、名前では呼びづらくて、と深月は思っていた。
「支社長だし、最初は絶対ないと思ってたんだけど。
でも、気がついたら、いつも側に居てくれて。
いつの間にかずっと一緒に居るのが当たり前みたいになってた」
「それは俺だって同じだろう?
ずっとお前の側に居て。
これからもずっとお前の側に居る」
でも……と言いよどむ深月の腕をつかみ、清春は言う。
「船長が好きなんです。
ああそうかで終わると思っているのか。
俺はずっとお前だけを見つめていたのに」
「清ちゃん……」
「親が再婚するとき、すぐに賛成したのも、これでずっとお前と暮らせると思ったからだ」
と言いながら、清春が強く深月を抱きしめたとき、
「ついに正体あらわしたわねっ」
という声とともに、蔵の戸が開け放たれた。
支社長……
よ、陽太さんが好きみたいなの」
「……せめて一発で言え」
いや、なにかまだこう、名前では呼びづらくて、と深月は思っていた。
「支社長だし、最初は絶対ないと思ってたんだけど。
でも、気がついたら、いつも側に居てくれて。
いつの間にかずっと一緒に居るのが当たり前みたいになってた」
「それは俺だって同じだろう?
ずっとお前の側に居て。
これからもずっとお前の側に居る」
でも……と言いよどむ深月の腕をつかみ、清春は言う。
「船長が好きなんです。
ああそうかで終わると思っているのか。
俺はずっとお前だけを見つめていたのに」
「清ちゃん……」
「親が再婚するとき、すぐに賛成したのも、これでずっとお前と暮らせると思ったからだ」
と言いながら、清春が強く深月を抱きしめたとき、
「ついに正体あらわしたわねっ」
という声とともに、蔵の戸が開け放たれた。