好きになるには理由があります
 祭りにはいろんなところからいろんな人が来ていますっ。

 酒宴の流れで、何処の誰だかわかんない人も家に来てたりするしっ」
と深月は踏ん張りながら、早速、その辺の客たちを巻き込んで酒盛りを始めるおじさんたちを見た。

「その中に、神様も来てるのかもしれないと私は思うんですよ。

 神様が貴方のこの無礼千万な行いも見てますよーっ」
と叫んだとき、深月の手をつかんだまま、道の方を見ていた陽太が言った。

「そうだな。
 確かに、人ならぬ珍しいものとか来てるのかもしれないな。

 ……あそこに忍者も来ている」

 えっ? と深月は顔をあげた。
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