好きになるには理由があります
 が、忍者らしき扮装の人は何処にも居ない。

「騙しましたね」
と振り向いたが、陽太は、

「莫迦。
 いまどき、忍者が忍者の格好してたら、目立つだろうが」
と言う。

「いや、あの格好、当時でも目立ったと思いますけど……」

 そう深月が言ったとき、
「高岡さん」
と陽太が手を挙げた。

 高岡が忍者なのかと思ったら違った。

 彼の側にダーク系のスーツを着た男と、可愛らしい女の人とびっくりするくらい綺麗な顔をした男の人が立っていた。
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