転生令嬢は小食王子のお食事係
大丈夫だから」
 私の言葉にマリオンは渋々ながらも玄関のドアを開ける。
 ドアの向こうにいたのは、レオナール様だった。
「夜分にすまない。入ってもいいかい?」
「ええ、どうぞ」
 周りを窺うようにして入ってくるレオナール様を迎え入れる。
「お邪魔しますよ」
 レオナール様に続きそう言って入ってきたのは、テオだった。
「あら、テオもご一緒なんですね」
「ああ、それについても説明するよ。……ところで何か食べさせてもらってもいいかな?」
 にこりと笑って言ったレオナール様の言葉に、私は目を見開いた。

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