転生令嬢は小食王子のお食事係
そして、私が作ったミルクレープは一切れずつお皿に盛りつ付けられ、さらに小さな器に入れられた二種類のジャムが添えられていた。
ミルクレープが目の前に置かれると、女官たちはそれを見るなり「はじめて見るお菓子ですわね」と色めきだった。
賑やかになる部屋の空気。
その中で、王妃様が私の方に視線を向けてから、口を開いた。
「皆様、本日のお菓子はアイリーンがご用意してくださいましたのよ」
王妃様の言葉に女官たちの目が一斉に私に向けられる。
「まあ、アイリーン様が?」
「あらあら、はじめてのことではなくって?」
……とても微笑ましい感じで見られているけれど、違うんです。
王妃様が「ご用意」と言ったのが、私が作ったという意味ではなくどこかから手配したと受け取られている。
ミルクレープが目の前に置かれると、女官たちはそれを見るなり「はじめて見るお菓子ですわね」と色めきだった。
賑やかになる部屋の空気。
その中で、王妃様が私の方に視線を向けてから、口を開いた。
「皆様、本日のお菓子はアイリーンがご用意してくださいましたのよ」
王妃様の言葉に女官たちの目が一斉に私に向けられる。
「まあ、アイリーン様が?」
「あらあら、はじめてのことではなくって?」
……とても微笑ましい感じで見られているけれど、違うんです。
王妃様が「ご用意」と言ったのが、私が作ったという意味ではなくどこかから手配したと受け取られている。