年下幼なじみにずっと愛されてました



遥と結衣に改めて隠してたことを謝ると共に助けてくれたことに感謝してもしきれないと感謝の気持ちを伝えた。


2人は莉子が謝ることじゃない。と言ってくれた。
その上、助けるのは当たり前。これからは絶対に隠さない。と約束された。


その背景にあの時のことがあるのは2人に言われなくても分かっていた。

こういう時に頼らない方が大事な人を傷つけるんだと学んだ。





「莉子先輩〜!結衣先輩が連絡無視するんです〜!」

「んー、それはどうすれば…。」

「お前のこと興味ないんだろ。諦めろ。」

「遥に聞いてない!莉子先輩に聞いてんだ!!」



幼なじみだと言った日から遥と帰っている。
バスケ部以外の生徒たちからも遠目に見られていたのが、最近になって見慣れた光景となってくれたらしく、ひそひそと話されることも減ってきた。


そして隼人くんは結衣のことが気になっているらしく帰り道に3人で帰りながら隼人くんと分かれるまで結衣の話をするのが恒例になっていた。



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