年下幼なじみにずっと愛されてました





「七瀬から甘い空気が…。」


「隠す気ゼロだな。」


2人の世界に入ってる莉子たちに隼人以外が見入っている。


「遥が入ってきた時から思ってたけど、視線が莉子ちゃん一直線だよな。」


「うん。すごい莉子見てる。さりげなくだけど。」


莉子の側にいることが多い飛鳥だから気づいたのだろう。


稜は、入ってすぐにスタメン候補までに名前が上がるようになった遥を気にかけていたために気づいた。




「莉子も遥って呼んでたよね。もう付き合ってる?」


「いや、まだだな。俺と一緒の威嚇を感じるからな。」


「何それ。威嚇って。」


「男たちへの威嚇」



そう言って、じっと飛鳥を見る稜
何かとは断定しないが、薄々感じている飛鳥は顔を赤くし、顔をそらした。




それを稜は優しく微笑んで眺める。




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