拝啓 元カレ上司サマ

その日の夜は、麗香の母親が手作りの夕食を運んでくれたので、二人で雑談しながら美味しく頂いた。

そして各々入浴して、麗香は自分のベッドに、沙穂は敷かれた布団に入り込んだ。

煌太のことを話すのは、まだ涙が溢れるけれど、独りで思い悩むよりも沙穂に話す方が何百倍も良いと感じる。

涙を拭き拭きではあるが、昔話をしているうちに、たまにフフっと笑いも混じるようになった。




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