拝啓 元カレ上司サマ

暫くの間、付き合っていると、女の子が眠たそうに、

「パパ、抱っこ…」

と言って、抱っこをせがむ。

煌太が抱き上げると、嬉しそうにむにゃむにゃ言いながら、お昼寝に突入してしまった。

可愛いなと思いながらも、突然の父親の死をどう受けとめているのだろうと考えずにはいられない。

そして背中をトントンして、オーナー夫人に女の子を渡す。

そうこうしている内に、男の子二人も眠ってしまっている。









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