拝啓 元カレ上司サマ
麗香と、あの頃のように名前を呼ばれたことに驚いたけれど、本当に記憶が戻ったんだと実感する。
そして、煌太達夫婦にも色々なことがあったのだろうと察した麗香は、大変でしたねと伝えた。
それから、煌太から宗也が他界したことに対するお悔やみと、麗香達親子への労いの言葉をくれる。
葬儀にも参列していたと聞いて、挨拶も出来ずに申し訳ないと言われたのだが、あんなに憔悴しきっていた麗香に掛ける言葉もなかったのは、煌太も一緒だ。