拝啓 元カレ上司サマ

暫し、悲しげに目を伏せる麗香であったが、突然、子供達のことが気になりだした。

火傷をしていないかとか、食べ過ぎていないかとか、愛する子供達が心配なのだ。

しかし、先程のように子供達と親しげに接する煌太に、麗香は違和感を覚えていた。

「ウチの子供達が、岡谷さんに懐いているみたいですが…」

煌太はハハハと笑って、先日偶然オーナー宅で出会っていたことを話してくれた。





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