拝啓 元カレ上司サマ

しかし、それをグッと堪えて、煌太は麗香の熱で熱くなった額にキスを落とした。

疲れ果てて苦しそうに眠る麗香が早く元気を取り戻して、あの美しい笑顔をまた自分に向けて欲しいと、煌太は願うばかりだ。

今夜は一時も傍を離れないと優しく手を握る煌太は、一生を掛けて麗香を守るのだと、心に強く誓ったのであった。






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