今夜、最強総長の熱い体温に溺れる。 - DARK&COLD -
「夕立さん、お疲れ様です。スミマセン、遅くなって……」
案内してくれた男の人が頭を下げると、響平は軽くうなずいた。
「別にいい。てか俺、泉が煙草買ってこいっつうから外出ようとしてたんだよ」
「泉くん、まだ手ぇ離せない感じっすか?」
「そー。この前で盗ってきたデータと合わねぇらしい。解析進まねぇーって嘆いてたな」
やっとの思いで響平を見ると、小さく笑って、それから、私の隣に視線を映した。
「お前だけじゃねぇーのかよ」
ドキリとする。
私だって、響平と会えるならひとりで来たかったよ……。
「ごめんね、私が瑠花ちゃんにワガママ言ったんだ。きょうくんとゆっくり話したいからって……迷惑だったかな?」
「……へえ」
その流れで国吉くんを一瞥すると、また美月ちゃんに目を向けて。
「別にいいんじゃね。中、入ってろよ。俺はすぐ戻ってくるから」