Love Eater
学習能力ないのか俺。
と、蓮華の悪意にいちいち落胆する自分に零す溜め息すら尽き始めたソルトだったのだが。
「まあまあ、だからさ、これでも俺なりに微々たる罪悪抱いてたわけですよ」
「……へえ、そーですか」
「うわぁ、信用してないねえ」
「うん、お前に対する信用度とかすでに0を通り越してマイナスだから」
「酷いなぁ。ソルトきゅん程じゃなくても俺は俺なりに六花ちゃんを探してたってのに」
「……はっ?マジか?」
「あ、ははっ、食いついたぁ」
「見つけたのか?!」
「あーらら、瞳孔開いてマジになっちゃって」
さっきまで亡霊さながらの死んだ目をしていた癖に。
蓮華のおふざけの言葉などさらりと受け流し、瞬きすら忘れた様な双眸の眼光は亡霊というより獣に類似する。
そんなソルトの姿に、蓮華の脳裏には『手負いの獣』なんていう百夜の言葉が思い出されていて。
今この瞬間に至って初めて『成程』と納得したのだ。