Love Eater
「本当、いいとこで邪魔してくれるよねソルトきゅん。人の恋路を邪魔したら馬に蹴り殺されても可笑しくないよん?」
「どの口が言いやがる」
「あれぇ?俺が邪魔者?ソルトきゅんは知ってるかどうか、一応コレは六花ちゃんの了承ある行為ってヤツなんだけど?」
頭に突きつけられている銃口に、一応脅され従うように両手を上げてみせるも蓮華の口元は相変わらず怯みなんて皆無。
寧ろこの瞬間さえも実に愉快だと、本気で嘲てソルトの姿をチラリと振り返るほど。
それでも、刹那に捉えたソルトの鋭い眼光と鼓膜をつんざく銃声は流石に予想外であったと目を丸くする事になる。
いや、予想はしていた。
ただ、それ以上。
予想していた以上にソルトの感情が揺るぎなく研ぎ澄まされてそこにあっただけの話。
それを証拠に銃口からは硝煙が漂い、蓮華の頬からは赤い血が滴り始める。
決してソルトが敢えて脅す様に照準をずらしたわけではなく、感じた殺意から蓮華が反射的に避けた事により致命傷にならなかったという結果。
流石に蓮華の心臓も少しばかりは身の危険に鼓動が早まり、今も向けられ続けている殺意と銃口には苦笑を浮かべながら再度両手を上げてひらつかせるのだ。