Love Eater
それこそ、六花が望んだままに。
それでも、
「でもねえ、それこそ『今更どの口が言う?』だよ。ねえ?六花ちゃん」
蓮華からしてみればさっきのソルトの言葉のままに。
遅すぎるだろう。という皮肉を六花の同意も求めて弾いてみせる。
そうして自ずと2人の視線は事の中心である六花へと集まるのだが。
「……もう、なんでもいい」
見つめる姿は特別な感情を揺らすでもなく、自分を組み敷く蓮華も、ようやく求めていた欲求を滾らせたソルトにまで無興味な眼差しで一瞥するのだ。
「クックッ…、ほらね、」
「……」
「…どっちもどっちじゃないか。蓮華とかいう奴は僕を欲しながらも意思なんかは欲してない。ただ息をしてる人形が欲しいだけ」
「うーん、まぁ、色々細かい異論はあるけど否定しないねぇ」
「…それに、…そっちは今更だ」
「六花、」
「…六花なんて、……そう呼ばれてどう反応してどう喜んでたかさえ……分からなくなったよ…僕」
全て今更で遅すぎだと。
音にされるよりも早く、絡む双眸が無気力にそれを告げてくる。
そんな姿に蓮華は恍惚と興奮を覚えながらソルトを振り返るのだ。
どんな顔で絶望し後悔に沈むのかと。