Love Eater
勿論ソルトもそこまで馬鹿じゃない。
照れの極致だとか本気で信じていたわけではないのだが、淡い期待であった事も否めないのだ。
それこそあの直後の瞬間には己で仲違いが完結したのか?と疑問に思った位であるのだからして。
薄々、恋愛関係の方も怪しいと。
それでも現実逃避に勤しんでおかねば自分の精神も限界だと悟っての応急処置だったわけだ。
それが見事打ち崩された今…、
「っ……六花に会いてぇぇぇぇ。あの華奢な身体抱き潰して啼かせてぇよぉぉぉぉ」
「もうウゼェから、その辺で女引っ掛けて抜いて来いよ」
「そんなんしたら益々六花に嫌われんだろうがっ!!」
「いや、すでに避けられてんのにその貞操観念みたいなやつ必要あんのか?」
「いや、貞操観念とかそういうんじゃなくしてもだっ」
「ん?」
「……っ……六花の感触が忘れらんねえ。あの匂いとか肌の感触とか声とか……変にこびりついて他の女に反応出来ねえんだよぉぉぉ」
「……末期。いや、まあ分からなくもないけどねえ。確かに六花ちゃんは極上も極上。匂いから容姿から一回手付けたらそう忘れられるもんじゃないわなぁ」
「おい、勝手に六花の身体回想してんじゃねえよ」
「同調してやったのに。本当に面倒くせぇな」
と、まあ、こんなアホでグダグダな会話の堂々巡り。