Love Eater



あ、誘われてるな。なんて察知した矢先にソルトが返事をするより早く相手に仕事の電話が入ったのである。

こんな事がこの一週間で数度。

ソルトとしては気分でもないわけだからして、まあいっか。的な感覚で流していたのだ。

縁がなかったのだろうと。

ただ、第三者の百夜と蓮華からすればまったく違う見解となっていたのだが。

それを確め合う様に二人の視線が絡み合ったのは必然に。

お互いに『だよな?』『だよね?』と暗黙に答え合わせをしてヤレヤレと目を細めてしまう程に。

当のソルトと言えば、そんな二人のやり取りでさえ気が付かぬほど六花に思いを馳せすぎていて、今も『失恋かぁ…』なんてぼやいている始末であるのだ。

流石に、

「「もうさ、勝手にやってろよ」」

「ふぁっ…!?」

なんて、二人の呆れた結論が同時に告げられるのも無理はない。

流石にアホらしいと匙を投げたくなるのだ、このしょうもないソルトと六花の痴話喧嘩の悩みには。

それでも、ソルトからすればまったく訳の分からない突然の放置。

しかも蓮華はともかく、いつも何だかんだ話に付き合ってくれる百夜にまでバッサリそう言いきられる事には、『なんでだ!?』と焦って変な汗まで出てくるのだ。

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