Love Eater
「おーい、一応魔女の通報あって神父しに来てるんですけどぉ?魔女らしく悪戯してくんねえとこっちも調子が狂うのよ?」
「………」
「魔女として神父に用があるわけじゃないってなら……六花としてソルトに用事があるんじゃねえの?ククッ、パンツ盗むとか」
「………」
「………いやさ、マジになんか反応してくれねえ?俺も余裕ブッこいて話して見せてるけど、実際の所ぼちぼち話題に困る絶妙な緊張感でここに居るんだって」
いやまさに。
今までの印象もあるし、まして自分が恋煩いでヘタレていた姿など男のつまらぬプライドだとしても知られたくない。
勿論、そんな男のプライドもプライバシーもお構いなしの六花だ。
なんなら一ヵ月前の仲違い後の情けないソルトの落ちこみ様まで全て盗み見て把握しているのであるのだが。
その事はソルトも凡そ把握していたつもりであるのに、どうしてこうしてまた無駄に大人の余裕の様な虚勢を張って六花に接してしまったのか。
結果、こんな風に無反応を貫かれられてしまえば言葉に詰まり対応も尽きるというもの。
ソルトの心中は絶賛『頼むから何か言って?』『とりあえずいつもみたいにウザ絡みしようか?』と取り乱しまくっている状態。
まったく学習能力のない恋愛下手な男である。