Love Eater


安心すると言うなら拘束も厭わないぞと、両手を上げながらひらつかせてそれを示せば。

「っ〜〜」

「っ!!!?」

感極まった様な六花の姿を遠目に一瞬。

次の瞬間には、グンっと首にかかる圧迫感と胸板にのしかかる体熱と。

瞬間的に移動し飛びかかって来たような六花の奇襲には、流石にバランスを保っていられるわけもなく。

なんとかだき止めながらもソルトの体はぐしゃりと地面に崩れ落ちたのだった。

強打した腰や尻が痛い。

でもそれ以上に……跨って縋ってきている感触と匂いがキツイ!!

それはもうぴっちりギュウギュウと。

何なら何の大サービスだ!?と問いたくなるほど、自分の胸に六花の豊満な胸が押し付けられる形で抱きつかれているのだ。

しかも、これまた都合悪くソルトのソルトな部分を跨ぐ形となっている。

それだけでも充分に男としての性欲を駆り立てられるというのに……、更にはこの甘い誘惑的な香り。

あれ?何でだ?

だってさっきまで物凄い警戒置いて震えまくってたくらいで。

だから欲情もくそもねえなって……。

………えっ?

何でだ?

と、突如の打って変わってな六花の抱擁にはソルトの思考が追い付けずに大混乱。

取り敢えず、反射的に細身の体を抱きとめ背中に手を回しては見ているが。


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