Love Eater



ただ単純に最初から『好き』だと告げればよかっただけであったのだ。

付属する問題はそれから考え解決を模索するので良かったのだ。

手遅れになる前にそれに気が付き修正ができて心底良かったと、六花を抱きながら思うと同時。

気持ちが通い合ったからこそ今度こそ解決していかなければいけない問題が浮上する。

それこそ、最初の問題だ。

「さぁて。……晴れて恋人同士?ってヤツになったわけだからして。……フッ、俺とお前の鬼ごっこも終わりってやつだな」

神父と魔女としての鬼ごっこ。

自分達の根本の関係。

二人の関係を確かに繋ぎとめる唯一の物。…だった。

でも、今こうしてそれがなくとも好意を通わせ隣り合うこととなったのだ。

敢えて六花が魔女として神父であるソルトの執着を買う必要もないという事。

それに、付き合っていく上でもこのまま魔女で居られる事はソルトにとっては都合が悪い。

自分の立場上という事もあるが、第一に!

……キス以上の手が出せない生殺し状態という事が。

でも、それもこれもこれで解決だと、満を持して懐から薬弾とは別の特効薬の袋を取り出したのだが。

それを見ていた六花と言えばキョトンとした表情で大きな目をパチクリ。

更には、

「僕……魔女やめるつもりないけど?」

「……………………はっ?」

ソルトを震撼させるそんな衝撃発言を炸裂させたのだ。


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