Love Eater
ソルトからしたら当然の流れで特効薬投与を了承してくれるものだと思っていたのに。
六花と言えば『何をいいだしたの?』と言わんばかりにケロッとした感覚でそれを拒絶してくる。
それには流石に今までの甘ったるさなんて継続出来る筈もないソルトなわけで、
「ふっ……ふっざけんなぁぁぁ!!おまっ…俺の気を引きたくて魔女してたんと違うんか!?」
「そうだよぉ。だって僕はソルトの為の六花だもん。つまりはソルトの為の魔女だもん」
「だったら俺の為に今すぐ魔女なんか辞めちまえっ!」
「やぁぁだ。だってぇ、魔女やめて僕に得なんてないもん」
「じゃあ、魔女してて何の得があるってんだ!?言ってみろっ!!」
「ソルトのストーキングでしょぉ、モーションかけてくる女たちへの牽制、私生活覗き放題に、パンツ盗み放題!」
「嬉々として犯罪行為言い並べてんじゃねえよ!ど変態かっ!!」
「だって僕の生きがいだもぉぉん。それにこれからは益々変な虫が寄りつかないように監視しなきゃでしょ?ダーリン」
「俺のプライバシーと人権を無視してんじゃねえよクソガキっ」
「じゃあ、僕が魔女やめてソルトの特になる事ってなんなのさ?」
『お前とヤれるっ!!』
「っ………」
とは、流石に言える筈もなく、グッと唇を噛みしめると俯く始末。
そんなソルトの心中など知らぬ六花は『ほらね~、無いでしょ?』と勝ち誇ったように言葉を弾くのだ。