Love Eater
「で?リッカが惚れ込んでるって事はなかなかの可愛い子ちゃんなんじゃないの?その魔女子ちゃん」
「知らねえ」
「実に美味しそうな匂いを纏う布面積極小パンツを愛用してる魔女子ちゃんみたいだよ」
「あっ、てめっ、百夜っ!!」
「うわぁお。聞くだけで涎もの。特効薬より別のもんぶっ込みたいねえ」
「出たよ、信性不誠実男。女とみりゃあ手当たり次第に口説いて食い荒らしやがって」
「心外だなぁ。まあ、貞操観念も下半身も緩いかわい子ちゃんのが手っ取り早くて食いやすいってのは否めないけど」
「コレだからお前は嫌なんだよ。お前だって魔混じりなんだから魔女にまで手を出すとか真面目に止めろよ!?」
「クックッ、必死だねえリッカ。ますます会ってみたくなった」
「ふざけんなっ、要らないからな!?お前の手伝いとか要らないからな!!」
「そ?プライベートなヘルプを拒むってなら上に派遣命令出してもらおうかなぁ」
「はっ!?」
「リッカ神父が手を焼く魔女への強制執行補助の為に俺を派遣してくださいって上公認にして話を大きくしてもいいんだよ?」
「てめっ…」
「どうする?友達としての好意を素直に受け入れるか、わざわざ厄介に上関与の大事にするか?」
どうする?なんてタチの悪い。
提示されたそれは選択肢であって選択肢でないのだ。
答えなんて一択の強引なる申し出。