part-time lover
裸のまま抱き合うのは久しぶりだったけど、私の好きなことはしっかり覚えてくれていたみたいだ。
少し触れられただけで、声にならない声が思わず溢れる。
私の反応を確かめながら、細くて男らしい指が私の体を滑り、深いところへと沈められると脳内に電撃が走った。
すぐに陽さんが欲しくなって、首筋へと腕を絡めた。
「すぐに入れてもいい?」
そう耳元で訊かれるときには、すでにもう私も限界だった。
「はい」
消え入りそうな声で彼の提案を受け入れる。
待ち焦がれていた衝動が、私の脳を溶かした。